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【連載4】心と体を整えるヨガ・自分らしさの見つけ方

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【連載4】心と体を整えるヨガ・自分らしさの見つけ方

 

 

自分を変えたい。
そのきっかけがほしい人に。
体だけでなく、心を変えるヨガのすすめ。


こんにちは!スローヨガインストラクターのyokoです。

今回は、ヨガと心のお話しです。

さて、ご自分がヨガを始めるとしたら、それはどんな理由でしょうか?
あなたがヨガに期待したいことってどんなこと?

ヨガをするきっかけは、本当に人それぞれ。
例えば…、
便秘の解消や肩こり改善。
筋力の維持、ストレス発散。
呼吸を整えたい、精神的に落ち着いていたいなどなど…。

きっかけはそれぞれでも、ヨガを続けていくと、ある時自分が変わったと感じることがあります。

外に向いていた視線が自分の内に向いて集中力が高まっていくんです。

「自分に集中していないとポーズが出来なくなるから」

「ポーズの難度が上がるから」

と思われがちですが、いえいえ、ポーズは変わらないんですよね。

ポーズができるできないではなくて、心の変化なんです。

続けていると、

「私は私、周りの人と歩調を合わせなくたっていいよね。」と思える自分が現れてきます。

それは、ヨガが心に効き始めている証なんですよ。

定期的にレッスンを行う千葉県市川市高谷にあるダンススタジオフォレストの前で。

 

あなたは痛いときに痛い、
苦しいときに苦しいといえますか?

痛かったり、苦しかったり、あなたは自分のつらさを人に伝えることができますか?

痛みが慢性化すると感覚はマヒし、痛くなかった頃の感覚を忘れてしまいがちです。

「みんなも頑張っているからこれくらい我慢しなきゃ。」

そうやって体の声(違和感や痛み)を見て見ぬふりしていませんか?

これは、心にも言えることなんです。

「喜んでくれるんだから、頑張らなくっちゃ」という発想。

それは、いい人って思われたいからやってるんじゃないの?

本当に私のやりたかったことなの?

自分の心の声を無視してまわりの声を優先することに慣れてしまうと、自分の本音がどんどんわからなくなっていきます。

「周囲が期待する私と本当の私には溝がある」

ヨガと出会い、私は薄々感じていたこの溝をハッキリと自覚することになったわけですが、そうなると、この溝をどうしようか、どうやって埋めていこうか…、とまた新たな課題がでてきました。

自分らしい心と体を保つための
練習をしましょう。


「いい人・ちゃんとした人でいること」と「私の本音」。
私は、自分の中である2つの心のギャップを、ヨガを続けることでなくしていくことができたと思っています。

ヨガポーズは、その日の体調をみながら完成形に至るまでのどの段階で止めてもいいんです。
※連載2をご参照ください。

でも、そこで葛藤が起こることがあります。

「ダメダメ、周りの人はやってるんだから私も頑張らなきゃ!」って…。

そんな時は一度自分に問いかけてみます。

「ねえ私、今日の調子はどう?」

「呼吸が苦しくなってきたから、ちょっと抑え気味で動こうかな」

「ああ。このポーズは気持ちいい!もっと力を入れてみようかな」

レッスン中は常に自分の体についてもう一人の自分と対話し続けているような感じです。
その繰り返しが、さらに心に変化をもたらしてくれました。
ちょうどよい自分の本音の出し方が見えてきたんです。

ヨガが自分らしい心と体を保つための練習になったようです。

日常の中で、自分と対話する時間を持っているという人は、少ないのではないでしょうか。
あえて、そういう時間を作ることも必要なんですよね。

心が自分に素直になってラクになると、体にもいい変化が現れます。
私はヨガをとおして、皆さんが自分らしさを見つけるサポートができればいいなと思っています。

熱心にレッスンに通ってくれる生徒さんといっしょに。

自分にとって気持ちのいいこと。

ヨガをやっていて、自分が「気持ちいい」と思えること(ポーズ)がとても大切で、心と体にもいい作用をもたらすと感じています。


インストラクターになりたての頃、クラスにいつも笑顔でテキパキと動く女性がいました。

ムードメーカーの彼女は、年長でもあり皆さんに頼られる存在でした。

そしていつも力を抜くことなくポーズも完成形まで作る頑張り屋さんです。

その彼女が、ある日「五十肩で腕が上がらなくなったのでレッスンを辞めます」と言いました。
主治医にはむしろヨガを勧められたそうですが…。

「完璧なポーズが取れるようになったらまた始めます」と言って帰っていた彼女。


「完璧なポーズを目指すのではなくて、あなたにとっての気持ちよいポーズを見つけて下さいね。」と伝えられなかったあの時の自分の未熟さを今も時折思い出します。

 


キャットアンドカウのポーズ

周りの人と違ってもOK!
あわせるのは自分の呼吸と自分の動きだけ…。
気持ちいい!という感覚を味わいましょう。
手は肩幅、足は腰幅に開いて四つ這いになります。

 

吸う息で背中を凹にして背骨をそらし、

吐く息で背中を凸にして、天井に向けて押し上げます。

 

ヨガインストラクター yoko(ようこ)です!
「スローヨガ(のんびりゆったりヨガしましょ!)」を合言葉にデイサービスやお寺・スポーツクラブで主に高齢者に向けたレッスンを行っています。

全米ヨガアライアンス200・シニアヨガ/AEAJアロマテラピー2級/社会福祉主事任用資格/介護職員初任者研修終了/(財)メンタルケア協会認定メンタルケアスペシャリスト/市川市福祉課いきいき健康体操講  


★連載1https://unique-w.net/category-kea/448/ 

★連載2 https://unique-w.net/category-kea/1946/ 

★連載3 https://unique-w.net/category-kea/2397/