腰HALが自宅でもできるようになったことで、利用者が増えています。今回は、サイバーダイン社が実施する「お試しキャンペーン」を利用して腰HALにチャレンジをされた方からの体験情報をお届けします。
HAL®チャレ②
Callenge data
※日々、介護されている患者さんの奥さまからの投稿です。
◆病名:筋萎縮性側索硬化症(ALS)
◆NAME:Nさん(74歳)
◆病歴:発症してから18年目/人口呼吸器を装着して15年目 /在宅療養生活15年目
◆腰HAL履歴:2022年1月31日より開始
お試しキャンペーン3ヵ月のレンタルを利用
◆腰HALリハビリ:週3回の訪問リハビリの時間を利用し、理学療法士・作業療法士とともに、腰HALを使ったリハビリを実施。
◆腰HALを始めたきっかけは?
以前よりHAL®に興味を持っていたのですが、近隣にHALを使ってALSの治療を行っている医療機関がありませんでした。
そんなとき、地元のALS協会の方から、市内に腰のHALを訪問リハビリに使用している訪問看護ステ-ションがあると教えてもらいました。調べてみると、腰HALなら在宅でも導入が可能であることが分かり、チャレンジすることにしました。
◆腰HALをやることでのメリット
発症してから18年、治療法がないので、進行する症状に対してリハビリを施術していただくくらいしかありませんでした。
腰HALを知り、病気に向かっていく武器が増えたような気持ちになり、前向きになれる気がしています。
また、腰HALを使ってから1ヵ月半たった頃、体幹が安定して脚、腰の動きが良くなってきているように感じました。
◆腰HALをやることでのデメリット
今のところデメリットはありません。
◆リハビリ後に感じること、変化などは?
リハビリ(週3回)、施術の時間内だけの腰HAL使用ですが、介護がだいぶ楽になったような気がしています。 例えば、使用前は椅子に座わらせると体が左に傾き目が離せませんでしたが、体幹が良くなってきたのか、真っすぐに座っていられるようになってきています。
また、トイレでの介助のとき、立ち上がりや下着等の上げ下げが大変でしたが、介護者が少し力を貸してあげることにより患者本人が手すりを使い、自分で立ち上がることができるようになっています。
トレ-ニングパンツやパットを使用する日常でしたが、現在は日中起きている間は、パンツを汚す回数が極端に減ってきています。
今まで病気の進行に対して打つ手がありませんでしたが、腰HALをリハビリに取り入れてから、少しずつ体の動きの改善が感じられるようで、患者自身が前向きになってきているように思います。
◆腰HALをやることで目標にしていること
病気の進行抑制が一番の目標です
◆My治療経過DATA
リハビリ中に、歩行器を使用した歩行練習を行っています。
同じ距離で、2分かかっていたのが1分位で歩けるようになっています。