Uniqueとたか&ゆうき主催のYouTubeLIVE、後半は絵本の紹介です。
「フィーロくんのいと」は、ALS患者の合田朝輝さんの思いを子どもたちに伝えるために、合田さんの友人たちが協力し合い、完成した絵本です。
主人公のライオンのフィーロくんは、体がうごかなくなるという病気になって絶望し、家に閉じこもってしまいます。
そんなフィーロくんを支えて、励ましているのが、親友のねずみのナウくんです。
ある時、森は火事になり、たくさんの森の仲間が助けを求めていました。
ナウくんは、みんなのためにフィーロくんだからこそできることがある!とフィーロくんに伝えます。
その言葉に気付かされ、フィーロくんはナウくんと一緒に森の窮地を救っていきます。
YouTubeライブでは、この作品をただ紹介するだけではなく、協力者であり、合田さんの近しい友である皆さんと一緒に、読み語りの映像を作り観ていただくことにしました。
より深く、より印象深く、絵本に託した合田さんの思いが伝わってほしいと思ったからです。
出演者は皆、読み語り初チャレンジでしたが、それでもセリフには一言、一言、心が込められていて、すてきな作品を皆さんに観ていただくことができました。
合田さんからのメッセージ「あとがき」
読み語りの最後は、フィーロくんのモデルとなった合田さんが合成音声で、ご自身の「あとがき」を読み上げてくれました。
絵本を作った
「豊浜絵本制作隊」のこと
絵本は合田さんの友人が発起人となり、絵描きとして作家活動を行っていたデニー・ホリミズさんに声がかかり、3人が力をあわせて作品を生みだしました。
住む場所も近所、同じくらいのお子さんがいるという近しい関係での共同制作。
地域の名前をとって「豊浜絵本制作隊」と名付けたそうです。
絵本では、その美しい色合いと、登場するキャラクターの存在感ある描写にまず眼を奪われることでしょう。
絵を担当されたデニーさんは、
「合田さんの思いを伝えるには、どんなふうに表現したらいいのかを常に考えながら描いていきました。
登場する動物は立体感を出すためにコラージュという手法を使っています。
どのシーンにも思いが込められています」と言います。
一年以上かけて制作した皆さんの思いが届きますように。
そして、合田さんを中心に生まれた「豊浜絵本制作隊」の“つながり”が、もっと大きく、広く伝わっていくことを願います。
■デニーさんの作品をもっと見たい方は…
https://lit.link/dennyhorimizu
■合田朝輝さんインフォメーション
https://lit.link/tomokigoda
■絵本の購入
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