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介護に生かしたいお化粧のちから 化粧×介護

臨床化粧療法士®河村しおりさん × 土屋訪問介護事業所・綾部清香さん × インタビュー・Unique 前田りえ


介護サービスのプロフェッショナル、土屋訪問介護事業所でブロックマネージャーを務める綾部清香さんと化粧を介して心身のケアを行う臨床化粧療法士の河村しおりさんの対談です。
介護の現場で、お化粧のちからは生かせるのか。
重度訪問介護のリアルな現状を話の舞台に、介護サービスを提供するヘルパーさん、受け手となるご利用者の双方の立場になってお化粧の生かし方を考えてみました。


前田りえ(以下:前田)
「介護とお化粧というテーマでお話伺いながら、介護現場でのお化粧の生かし方を探っていきたいと思っています。

一見、関係性が薄いように思いますが、お化粧と介護、その接点や結びつきを感じたご経験などはありますか?」


綾部清香さん(以下:綾部)
「今日、河村さんとのお話する機会をいただいたので、あれこれと考えていたら、自分の曾祖母のことを思い出しました。

小さい頃、曾祖母によく面倒をみてもらっていて、わたしはひいお婆ちゃん大好きっ子だったんですが、最近は思い出すこともなくなっていたのですごく懐かしい気持ちになりました。


思い出したのは、お婆ちゃんが通っていたデイサービスでお化粧をしてもらった日のことです。みんなにキレイって言われて、すごく嬉しかったんだと思います。私にも見せたいから、帰ってくるまでお化粧を落とさないで待っててくれて。
あの時の、真っ赤な口紅を塗ってうれしそうなお婆ちゃんの顔、久しぶりに思い出しました」



河村しおりさん(以下:河村)

「すごくいい思い出ですね。お化粧すると気分がいきいきして高揚感が生まれて、人によっては代謝が上がって、口腔ケアにもつながっていく。いい効果がいっぱいあります。

キレイになったねーって言われたら、やっぱりうれしくなりますよね」



綾部「そうですよね。いくつになってもキレイでいたいって思うのは当たり前で特別なことじゃない。それは、病気や障がいを持った方でも同じで、お化粧したり身だしなみが整っていると、気分よし!ってなりますよね。

臨床化粧心理士®の資格をとった方は、高齢者や介護が必要な方にもお化粧のアドバイスを行っているんですか?」



河村「2018年から化粧に関する3種類の資格講座を運用していて、認定資格者それぞれが美容に関する分野だけでなく、いろんな場で活躍しています。医療や介護の現場でも資格を生かしてがんばっている人はたくさんいますね。

臨床化粧療法は、お化粧を介した心理療法という考えが核にあるので、メンタルケアにおすすめなんです。
お化粧というのはあくまでもきっかけであって、行為に過ぎないんですが、それでもお化粧をすることですごくポジティブになったり、自信が持てるようになったり、心理面ではすごくいい効果が出ると思います」


前田「介護の現場でも、お化粧することを望まれる方はきっと少なくはないと思うのですが、いかがでしょう?
実際にお化粧をサポートすることはあるのでしょうか?」 


綾部「土屋訪問介護事業所は、重度介護が必要な方への訪問サービスが主なんです。動くことができなくて、自分ではお化粧をすることが難しいご利用者が多くいます。

動けなくてもキレイでいたい、お化粧してもらいたいという方にはその気持ちに応えたいと思うのですが、ご利用者の生活環境やスタッフとの関係性とか、それぞれ状況も違うので、そういうきっかけをつくるのが難しい場合もあるんです」



前田「お化粧って個人差があるから、サポートする側も得意な人もいれば苦手な人もいるはず。そこが一番の課題みたいですね


河村「お化粧って、いろんな段取りがあって、すべてに意思決定、判断、選択が必要とされる実はすごいハイレベルな行為。だからサポートする人にとってもハードルは高いはずです。

まずはスキンケアからトライしてみたらどうでしょう。肌を守って、清潔感を保つ意味でもスキンケアはとても大切です。
正しいやり方をすることで肌の状態がよくなるし、スキンシップという面でも効果的だと思います」


綾部「高齢者の方には、スキンケアサポートから声掛けするのはいいですね。
病気や障がいで介護が必要になった方に関しては、自分でやっていた頃と同じように生活することを望まれる方が多いんです。だからスキンケアも毎日、朝夕しっかりやってお肌ツルツル。うらやましいくらい(笑)
そんな方に、美容の知識やメイクに自信がないスタッフは積極的にお化粧の話をしにくいんですよね」


河村「病気になっても生活を変えたくない気持ちは、すごくよくわかります。
ご利用者の気持ちが一番だと思うから、まずそこを確認するきっかけが作れるとスムーズだと思うけれど…。
ヘルパーさんの得意、不得意があることを前提にすると、誰でも声を掛けやすくするような、仕組みがほしいところですね」


綾部「ヘルパーさんとご利用者の相性の問題もあるし、コミュニケーショ不足でうまくいかないというケースもあるので、スタッフに上手なきっかけの作り方を伝えたいな、と思うことが多いです」

河村「ちなみに、美容師法という法律では、美容の免許を持つもの以外は首から上のお化粧を行うことが禁止されているんです。この法律遵守の立場からすると、専門知識がない方がお化粧をしてあげることで、トラブルが発生することもあるんじゃないかと。それが心配ですね」


前田「美容師法という法律で規制されるくらいだから、お化粧にはメリットだけでなくて、気を付けなければいけないリスクもあるってことですよね」


河村「お化粧品が肌に与える問題や髪を染める時の市販のカラーリング剤のトラブルとか、いろいろあるんです。
薬を服用されている方も多いだろうし、体力、免疫が下がっている方も少なくはないと思うので、そういう方をケアする最低限の知識は持っていないと心配です」


綾部「美容師法では、そういう縛りがあるんですね。介護の制度では、お化粧はヘルパーの仕事として認められていますね。

居宅介護サービスの中でヘルパー(介護職員)が提供する生活支援業務に、メイクも含まれているんです。
身体整容(※1)の一部です。

私たち(介護職員)がお化粧をお手伝いするのは、美しくなってもらうことが目的ではなくて、身だしなみを整えたり、衛生面のケアの一つ、生活の中で必要なケアというとらえ方をしています」

※1訪問介護サービスや介護保険施設の介護現場で、介護者が提供する生活支援業務に「身体整容」という項目があって、洗顔・歯磨き・整髪・爪切り・耳かき・ひげそり・メイクのサービスが含まれています。


前田「お化粧は身だしなみの一部。そういう介護制度の内容だったり、現場の状況を知らない人が多いのではないでしょうか?

もっと多くの人が知ることになれば、ヘルパーさんを多面的にサポートすることができるのかもしれませんね」


綾部「重度訪問介護では、ご利用者の家族のかわりになって生活を支えることが求められるので、サポートする内容はものすごく多いし、幅広いんです。
人対人の関係性も重視される仕事だから、そういう面でヘルパーのサポートも必要なんです



河村「家族のかわりになって…はすごいっ!って思います。そうやって患者さんを支えているのを、知らない人も多いんじゃないでしょうか。社会に必要な素晴らしいお仕事だと思いますよ。

私たち臨床化粧療法士®もそういう介護事情というか、制度のことを知ることで、発展があるというか、お手伝いできることが見つけられるように思います」


綾部「ご利用者の生活の中に入ると、その方のペースで介護が成り立っているケースが多いのですが、河村さんが話されるように、トラブルにつながらないための知識は持っておくべきだと思うんです。
ご利用者の要望に応える時も、心配があるときはそのことをちゃんと説明することができれば、信頼関係が保てますよね」


河村「正確な情報を知っておくことは大事だと思います。
例えば、化粧をしたら、落とすサポートも考えてあげなくちゃダメですね。体を起こせない方がちゃんとお化粧を落とすにはどうしたらいいのか。
ふき取りタイプのクレンジングを使うとか、使ったことのない商品を使うのであれば肌にあうのかどうかをチェックするとか。
そういった知識を持っていないと、サポートする人も、される人も不安になるし、トラブルを起こさないための学びは絶対、もっておいたほうがいいですよ」


前田「お化粧はキレイになることでの心理的な効果だけでなく、介護の現場では、コミュニケーションづくりに生かすことができると思いますが、いかがでしょう?」


綾部「ヘルパーがご利用者との信頼関係をつくるのに必要なのは、ご利用者のことを知ることなんです。スキンケアやお化粧の話題からいろんなことを知ることができるかもしれないですね。

それにお化粧やスキンケアのサポートを行うと、肌に触れることになるので、グッと距離感がちぢまる気がします」



河村「コミュニケーションに生かすにもいいですね!
スキンケアの話をしましたが、他にはネイルもおすすめですよ。
ネイルは、装飾や好みの色でキレイになった手を自分の目で確認できるところがいいんです。鏡で見るのとは違ったリアル感があって、気持ちがあがりますよね」



綾部「アートっぽく仕上げることができなくても、シールとかありますよね。爪がツルツル、艶っぽい光沢感があるだけでも、ちょっといつもとは違う感じがして楽しいかも」



河村「臨床化粧療法士®協会の活動には、高齢者施設に出向き、お化粧体験や指導を行うこともあるのですが、訪問だとそれは難しいですよね。
でも、ヘルパーさんやご家族に向けて、お化粧のケア方法を知る機会があったら喜ばれるんじゃないでしょうか」


綾部「今、重度訪問介護の現場は人手不足で、十分な介護を受けられない方もいて、それをなんとかしたいんです。
一人でも多くの人が、ヘルパーさんがついて安心して生活していただけるようにするのが課題であって、大きな目標でもあります。

そのためにできるこは何か…を考えると、私は介護現場で働いていた経験から、ヘルパーさんが働きやすい環境を作っていきたいと思っているんです。
お化粧にかぎらずですが、ヘルパーが自分では対応しきれないこともたくさんあるので、そういう時に役に立つきっかけやヒントになるようなことを提供していくことが必要と感じています」


河村「綾部さんのお話しを伺って、重度訪問介護についてもっと深く知りたいと思いました。そういうきっかけをいただいてありがたいです。

ヘルパーさんをサポートすることが、患者さんのサポートにもつながっていくのだと思います。

お化粧によるプラスの心理効果をどうやって現場に生かしていくかは、まだ課題がありますね。
私たち臨床化粧療法士®が重度訪問介護の現場でどんなサポートができるか。その方法を見つけていきたいとも思います」


前田「綾部さん、河村さん、ありがとうございました!
介護の状況をよくするには、質と量の両面が十分に満たされることが必要だと思います。

お二人のお話から、介護に関わる方が質をめざしていける環境づくりへの大切さを改めて感じました。
それと、現場を知ることで多くのことに気付かされますね。

こうした領域の異なる異業種の出会いから、新しい支えあいのスタイルが生まれることを期待します」


綾部清香さん

ユースタイルラボラトリー㈱
土屋訪問介護事業所
エリアマネージャー

ユースタイルラボラトリー株式会社が運営する土屋訪問介護事業所に2015年入社。現在、千葉県・神奈川県の事業所管理を行うブロックマネージャーを務める。

★綾部さんのプロフィール詳細はコチラ
https://tsuchiya-houmon.com/4439/

★土屋訪問介護事業所
https://tsuchiya-houmon.com/


河村しおりさん

一般社団法人
日本臨床化粧療法士協会
代表理事

 

20代前半に指定難病(SLE・全身性エリテマトーデス)の診断を受ける。
闘病生活を送る中で、“化粧”による対人支援の道を見つけ、臨床化粧療法士®としてスキンケアの考え方を提唱。
化粧外来の運営や、医療機関内での美容相談、臨床化粧療法士®の認定・育成に力を注ぐ。

★河村さんへの講演依頼、臨床軽症療法士®へのセミナー依頼についてはこちらをご参考に。
ttps://japanclinical-cta.org/kigyou/
一般社団法人 日本臨床化粧療法士協会
https://japanclinical-cta.org/
★資格に興味を持った方はコチラを要チェック!https://japanclinical-cta.org/manabu/ 

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生活 記事

エンディングノート、遺言でもない、今の思いを伝える「伝えあいノート」。

 

Uniqueが見つけたイイもの紹介。

千葉県船橋市で認知症カフェを運営する、一般社団法人エプロンさんが発案、制作の「伝えあいノート」です。


表紙をめくってみた瞬間に、ドキリとしました。

あまりにも自分の心境にピタリとはまるメッセージ。

声に出していいたいけれど言いにくい、どうやって伝えればいいのかわからない。
それならば、伝えたいことを一つずつ整理しながら書き入れていきましょう。

そんな胸の内をついてくるメッセージからは、お終いに向けて心残りのないようにしたいけれど、まだ早い? それに、なにをどうやって…といったモヤモヤがハレルようで、軽い気持ちでペンをとることができそう。

ノートを開いてメッセージを読んでみると…

これは想いを伝えるためのノートです。
親子や 夫婦など深い距離の人には 何だか照れくさくて耐えられない事ってありますね。 
または、あんまり話ができない雰囲気の関係なら伝えたいのに伝えられていないことたくさんあるのではないでしょうか。

自分だけでなく、友人や仕事仲間、大切な人や家族が病気になったり、老いを感じた時に気づかされること、たくさんあります。

やり残していること、心残り、そして伝えておきたいこと。

面と向かって話すのも照れくさい。それに、うまく言えそうにない。

LINE、メール、手紙…。伝達手段は選び放題だけれど、それでいいの?と腑に落ちない自分がいます。
私が伝えたいことは、放置したままになっている、そんな気づきがありました。

 介護や 人生の別れは突然訪れます。
これは 老若男女 皆に言えることです。
その時に
ああ 伝えておきたかった。
ああ知りたかった。
と後悔しないよう このノートを活用して話をするきっかけを作っていただけると嬉しいです。

 
まずは、母の日に母にプレゼント。

「いつでもいいから、このノートに思うまま、書いてみてね。それを、読ませてもらえたらうれしい」

と伝えました。

1ヵ月以上経っていますが、まだノートを見せてくれません。

でも、どうやらゆっくりペースで書き進めているみたい。
テーブルの端に置かれたノートの間には鉛筆が挟まっているのを見て見ぬふり。
1ページづつ、丁寧にゆっくりと。見せてくれるのを、楽しみに待つことにしています。

最後にこんなメッセージ…

ここでお願いしたいのは、
まずは人生の終わりに関することではなく
これまでのことから始めていくことが大切です
また
伝えて欲しい人に渡して書いておいてもらう時には
あなたの 伝えたいメッセージを書いてから渡してくださいね


パートナーにも
「伝えあいノート」


自分の大切な人、パートナーに向けた「伝えあいノート」もあるんです。

いつも顔を突き合わせているお相手ですが、どんなことをやりたいと思っていて、どんなことが一番の思い出になっているとか、知っています?

分かっているようで、知らなかったことのほうが多いものです。

それに、面と向かって先のこと、介護や延命どうしたい?なんて話、なかなかする機会もないですよね。
お互いにとって新しい発見が生まれるかも。

足並みそろえてこれからも生活を一緒にする上でも、役に立ちそうです。

 

 



このノートはお取り寄せができるので、
ご希望の方はエプロン・ホームページからお申込みください。
https://apron.group/

1冊300円(①親御さん ②パートナー)

※ゆうメールでの配達は送料180円(2冊まで)
※支払いはゆうちょ銀行への振り込みになります。

 


介護セミナーや高齢者のケア、ワークショップなど、多彩な活動を行うにエプロンさん。カフェを開いていて、日替わりの美味しいランチがいただけます。

Facebook
https://www.facebook.com/apron2019
BLOG
https://apron2019.hatenablog.com/

TEL:047-779-4662(平日10:00~17:00)

 

 

Unique運営事務局  Writing RieMaeda 

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ケア 記事

心とカラダを調えるセルフメディケーション・患者と介護者の支えあいのケアを提案していきます。

カラダの不調をなくすための、気持ちイイの先をめざしたセルフケアを。

セルフメディケーション。

自分自身を癒し、体調を調えて過ごす。

それができていれば、きっと毎日、元気でいられるのだろうと思います。

もちろん、病気にならないなんてことはないけれど、リスクは減ります。そして何よりも、つらさから解放されて気持ちよく過ごせるようになれば、自然と心も軽くなりますね。

でも、現実は…

-時間がなくて。

-やり方がわからない。

-どうせ長続きしない(あきらめモード)。

できない理由はたくさんあるけれど、この際、思い切って不調を改善するためのはじめの一歩を踏み出してみませんか?


Uniqueでそのきっかけがつくれたら…、そんな思いでセルフメディケーションセミナー始めます。

皆さんのご参加をお待ちしています。

病気や障がいがあっても、セルフケアを日常に取り入れてく。支えあいのケアをご提案します。

慢性的なカラダの不調は心にも影響を及ぼします。
呼吸がしずらく感じたり、動悸がしたり、夜なかなか眠れない…。自律神経の乱れもほっておくと修復が難しくなってきます。

自分ケアは早いに越したことはない。

それは、障がいや病気のある、なしに関わらずです。
病気や身体の機能障害の影響からくる様々な不調は、日々のケアで療養生活にも違いが出てきます。

例えば、車いす生活を送る方は、足のむくみに悩む人が多くいます。むくみが軽減できればカラダ全体に血流がよくなり、冷えや頭痛、関節のこわばりなども改善することも。

ご自身で行うことが難しいときは、ご家族やサポートされる方と一緒に、ケアの方法を学んでみてはいかがでしょう。

Uniqueでご提案するセルフメディケーションは“自分だけで行うケア“ではなく、支えあいのケアでもあります。

家族やサポートされる方と支えあいながら続けていき、それが日常の中で浸透すれば、ケアのある生活習慣が生まれていきます。

大切な人を支える方にも知ってもらいたい。

障がいや病気のある人も、ない人も、支援される方、支えているご家族も、皆さんに気付いてもらいたい。

セルフケアで自分を、生活を変えていきましょう。

カラダが欲する。心がリラックス。自分自身が求めるバランスの調え方を見つけましょう!

Uniqueのセルフメディケーションセミナーでは、様々なセルフケアを学ぶことができます。

自分にあった方法を見つけていくために、興味をもったセミナーに体験してみることをおすすめします。

どんなセミナーが行われるのかは随時、インストラクター紹介を掲載していきますのでお楽しみに。

ご興味をもっていただけたら、facebookグループ「Unique S-medi」に参加してみてください。

セミナー内容やインストラクター紹介、イベント情報も配信していきます。

Unique Self-medication | Facebook

【イベント・セミナー開催報告】

●10/16(日)セルフメディケーションイベント開催

●11/23(祝・水)リンパドレナージセミナー開催

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イベント 記事

6/21「歌おう!つながろう」YouTubeLIVE 絵本「フィーロくんのいと」

Uniqueとたか&ゆうき主催のYouTubeLIVE、後半は絵本の紹介です。

「フィーロくんのいと」は、ALS患者の合田朝輝さんの思いを子どもたちに伝えるために、合田さんの友人たちが協力し合い、完成した絵本です。


主人公のライオンのフィーロくんは、体がうごかなくなるという病気になって絶望し、家に閉じこもってしまいます。

そんなフィーロくんを支えて、励ましているのが、親友のねずみのナウくんです。

ある時、森は火事になり、たくさんの森の仲間が助けを求めていました。

ナウくんは、みんなのためにフィーロくんだからこそできることがある!とフィーロくんに伝えます。

その言葉に気付かされ、フィーロくんはナウくんと一緒に森の窮地を救っていきます。



YouTubeライブでは、この作品をただ紹介するだけではなく、協力者であり、合田さんの近しい友である皆さんと一緒に、読み語りの映像を作り観ていただくことにしました。

より深く、より印象深く、絵本に託した合田さんの思いが伝わってほしいと思ったからです。

出演者は皆、読み語り初チャレンジでしたが、それでもセリフには一言、一言、心が込められていて、すてきな作品を皆さんに観ていただくことができました。




合田さんからのメッセージ「あとがき」


読み語りの最後は、フィーロくんのモデルとなった合田さんが合成音声で、ご自身の「あとがき」を読み上げてくれました。


絵本を作った
「豊浜絵本制作隊」のこと

絵本は合田さんの友人が発起人となり、絵描きとして作家活動を行っていたデニー・ホリミズさんに声がかかり、3人が力をあわせて作品を生みだしました。

住む場所も近所、同じくらいのお子さんがいるという近しい関係での共同制作。

地域の名前をとって「豊浜絵本制作隊」と名付けたそうです。

絵本では、その美しい色合いと、登場するキャラクターの存在感ある描写にまず眼を奪われることでしょう。

絵を担当されたデニーさんは、

「合田さんの思いを伝えるには、どんなふうに表現したらいいのかを常に考えながら描いていきました。

登場する動物は立体感を出すためにコラージュという手法を使っています。

どのシーンにも思いが込められています」と言います。

一年以上かけて制作した皆さんの思いが届きますように。

そして、合田さんを中心に生まれた「豊浜絵本制作隊」の“つながり”が、もっと大きく、広く伝わっていくことを願います。

デニーさんの作品をもっと見たい方は…
https://lit.link/dennyhorimizu


■合田朝輝さんインフォメーション
https://lit.link/tomokigoda


■絵本の購入


★6/21 YouTubeLIVE アーカイブ




たくさんの応援コメントありがとうございました!

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イベント 記事

6/21「歌おう!つながろう」YouTubeLIVE たか&ゆうき

Uniqueとたか&ゆうき主催のYouTubeLIVE無事終了しました。

リレーソングや絵本「フィーロくんのいと」の読み語り。初めてのチャレンジ盛りだくさんで、最後までドキドキの1時間半でした。
ライブを振り返りながら、たか&ゆうきのこと、リレーソングや新曲のことを再度、ご紹介していくことにします。


★6/21 YouTubeLIVE アーカイブ

歌への思いが絆に。
たか&ゆうき。

たかさんとゆうきさんが初めて出会ったのは、デイサービス。

ちょっと変わった出会いのようですが、それから二人の活動がスタートしたのだから、運命の出会いと言えるかもしれません。

たかさんはALSの診断後、デーサービスに通うようになり、介護者として働いていたゆうきさんと音楽の話で意気投合。

ユニットを組んで、音楽活動を始め、2022年には念願のコンサートを開き、会場には二人を応援する観客でいっぱいになったそうです。

ALS患者と介護者。

なかなかレアな組み合わせの二人。

たかさんは「ゆうきの歌をたくさんの人に聞いてもらいたい。そのために、自分も歌い続けたい」と。

ゆうきさんは「たかが、ずっと音楽を続けていけるように、そのために二人で活動する」と話します。

ずっと前から心を許す友のように支えあっている二人の歌は、

少し切ない歌詞とメロディー。

リレーソングのお題になった「いろえんぴつ」も、思わず子供の頃を思い出してしまう懐かしくてやさしい歌です。

参加してくれた方は、それぞれの思いで歌に挑戦してくれました。

世界で一つ、37人の気持ちがつながった「いろえんぴつ」。

ずんずんと心に響いてきて、いつの間にか口ずさんでしまうほど惹きこまれた、というコメントをたくさんいただきました。

参加してくれた皆さん、本当にありがとうございました。



★リレーソング「いろえんぴつ」



伝えたい言葉が詰まった新曲「限りある時の中で」

たかさんが体調を崩して出演が難しくなったため、今回はゆうきさんがたかさんの分まで頑張りました。

新曲「限りある時の中で」をゆっくりと、強く、静かに歌いきかせてくれました。

この歌は、難病を抱えながら生活を送る人へのプレゼント。
何人もの患者や患者を支える方の話を聞いて、伝えたい言葉、なかなか口に出してい言えない言葉、残したい言葉を紡いでできた歌なのです。

時は無限かもしれないけれど、自分に与えられた時間は決して無限ではなく限りがあります。
今を、この瞬間を大切に。精一杯、自分らしく。

二人からの、そんなメッセージが歌にのって聴こえてくるようです。

もう一度、この歌を聞きたい。そんな声が広がっていきますように。


★たか&ゆうきHP

https://alllovesings.jimdofree.com/

★ゆうきさんの着ていたオリジナルの応援Tシャツ販売

https://all-love-sings.stores.jp/

★YouTubeぱくぱくチャンネル

https://www.youtube.com/@user-zn6vn3mi7u



たくさんの応援コメントありがとうございました!

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交流 記事

難病患者の交流会「icottoイコット」に遊びにきませんか?

難病患者のコミュニケーションをサポートし、難病の啓発と生活の質の向上を目指した活動を行なっている民間の団体「icotto」をご紹介します。
現在、指定難病に入る疾患は330以上もあります。治療法がなく、体調維持が最善という状況の中、難病の患者さんは、病気の進行や不自由な環境と闘いながら日々を送っています。

病気になると、外出するのが困難になる方が多くいます。コロナ禍により、介護する家族も同様で、他人とのコミュニケーションをとる機会が減って孤独を感じる人も少なくありません。
icottoでは、疾患に関係なく、患者や家族、さらに医療、介護、セラピストなど患者をサポートする側の人も参加できる交流会を開き、情報交換を行っています。

「icottoの名前は「気軽にいこっと」というイメージでつけました。誰もが気軽に参加して質問をしたり、また答えたり。たわいもないおしゃべりに花を咲かせてもらいたいという思いが込められています。
闘病を続けていると、一人だと考えすぎてしまい、絶望と孤独しか見えなくなってしまうことがあります。人とコミュニケーションをとることで、気持ちが明るくなるし、元気になれる。
新しい出会いや繋がりができるなど、喜びや楽しみも生まれます。
それに、実体験をもとにしたナマ情報が得られる場も必要だと思ったんです」

icotto主催:前田理恵/丸山明子

icottoの公式LINEに登録すると、交流会のお知らせや関連する情報が配信されてきます。
登録者がやることは、自分自身が必要と思う情報に対し、必要なアクション(参加申し込みなど)をおこすだけ。
体調に変化の多い患者さんの負担にならないよう、都度つど返信したり、コメントする必要もないので気軽に登録、参加ができます。
現在、全国各地、120名近い登録者があり、大所帯となったicotto。登録者が自由に、好きな時に参加できるオープンチャットも好評で、日々、悩みや情報交換が行われています。

難病に関連しなくても、活動にご興味を持っていただければ登録は可能です。
ちょっと覗いてみようかな。そんな気持ちでicottoに立ち寄ってみてください。

団体名icotto(イコット)
登録者数130名※2022.5月現在
登録料無料
登録方法公式LINEにご登録ください
https://lin.ee/55pcWLy1l
登録対象者難病患者(確定診断のみ)、難病患者ご家族、介護、医療、 福祉に携わる方、難病支援(ボランティア)に関心のある方。
対象地域全国
主な活動・交流会開催
※現在オンラインのみ
・LINEによるオープンチャット常設
・難病
・介護
・リハビリに関する情報提供
※icottoは個人的なお付き合いを目的とした集まりではありません。個人情報を公にしたり、特定の方へのアプローチはご遠慮ください。
主催者前田理恵・丸山明子
当い合わせicottocafe@gmail.com
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お知らせ 記事

あなたの活動、経験が誰かのためになる。Uniqueから発信を!

Uniqueでは、各団体、企業、個人で活動されている方への広報サポートを行っています。

インターネットが主流となった今の時代。誰もが広く、早く情報を発信できるのは便利ではあるけれど、移り変わりが早いので、動きについていくのは大変です。
時間もお金もかかるから、もう放棄してしまうおう…という気持ちも理解できますが、ホームページのクオリティーが信頼や信用にまで影響を及ぼすくらいネット効果は大きいので、活動や運営を続けていくためにも、無視することはできないと思ったほうがよさそうです。


社会のニーズはわかっているけれど、それに応えることができない、対応できる人がいなくてついていけいない。そんな時はどうすればいいのか。
困ったままにしておいては前に進めません。


Uniqueでは、誰かにアドバイスをしてもらいたい。困った状態から抜け出したい、もしくはもっと活動や情報を広めたいという時に記事掲載でご紹介するサポートを行っています。

ホームページの代りとして情報提供にご利用していただくことも可能です。

個人でファシリテーターとして活動を始めたいという方からの相談も大歓迎!

下記のアドレスからメールで相談内容をできるだけ詳しく記入して、送ってください。

まずはメールで無料相談してください。

※以下を入力。伝えたいことなどあれば、付け加えてください。

  • 団体・企業・個人名
  • 担当者名
  • TEL
  • Mail
  • ホームページや広報ツールのデータ(制作している場合)
  • 相談内容


※件名には「要相談」といれてください。


※アドレスはコチラです。

info@unique-w.net


Uniqueで配信しませんか?

とにかくわからない…。といった相談もOKです。イベント告知、会員募集も記事掲載できます。

どんなこと、どの程度のことを相談していいの?
どんな内容が記事になるの?
と心配される方のために、実際に受けた相談をあげてみました。


◆一般社団法人を立ち上げた方からの相談内容は、ホームページの制作について。

Q.トップページを含めて3ページでいいんだけど、制作に30万円もかかるって!3ページなのに、そんなにかかるの?

インターネットで調べて、制作会社見積もりを依頼したそうで、なんだかんだと30万円くらいかかってしまうということがわかったとのこと。制作費をかけられないので、ホームページを断念するしかないのかというご相談でした。



◆オンラインイベントを開催することになり、参加者募集の方法と宣伝方法についてのご相談もありました。

Q.前回やったオンラインイベントは、思ったほど参加者が集まらなくて。今度こそって思っているんだけれど、何をすれば参加者が増えるのかわからなくて…

SNSを使って拡散し、参加者を増やしたいと考えているけれど、やり方がわからずにストップ。何から手をつけたらいいのか、スケジュールを立てて進められるようにしたいとのことでした。


相談ごとに予算や条件などが異なるため、アドバイスの内容も様々。
Uniqueのサイト内で記事としてPRする他、対応できる制作会社の紹介なども行っています。できる限りのご協力、アドバイスを行いますので、ご連絡お待ちしています。

◆Uniqueで記事紹介します!ご参考に。

難病患者の交流会「icottoイコット」に遊びにきませんか?

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【連載9-2】心と体を整えるヨガ ~季節の芽吹きとともに代謝を上げる~

【連載9-1】に続き、オンラインレッスン(4/23)にも関わる、体の代謝をあげる呼吸のオハナシをさせていただきます。

今年は例年にも増して暖かい日が続いた春先ですが、その分昼間と夜の温度差も激しいのなんのって…。

その差10度15度なんていう日もあったりして、体調の変化を感じた方も多かったのではないでしょうか。

自律神経は一日24時間の気温差が10度を超えると、その働きがピークに達すると言われています。めいっぱい稼働している状態ですね。


ところで、最近「気象病」という言葉をよく耳にしませんか。

気圧・湿度・温度を感じ取るのは皮膚や粘膜、そして耳の奥にある三半器管です。

気温や湿度の過度な変化で自律神経の働きが乱れると、頭痛・めまい・首肩の痛みに悩まされる方は、特にこの三半規管に繋がる耳の回りを摩ったり耳たぶを掴んで動かして、血の巡りやリンパの流れを促してみるのも一つの方法です。

これも寝たまま、テレビを見ながらでも出来ますね(笑)

気が付いた時にやれることを生活の中に取り入れる、これ、とても大切な事です。

①呼吸で自律神経を整えて、②触って血液の巡りを良くして代謝を助ける、是非取り入れてみてください。


代謝を上げるのはきつい運動じゃなく、効率のいい運動

     

体と心を休ませてさあ、動いてみようかな…って思えてきたら、

身体を使って代謝をさらに上げていきましょう!

代謝が上がるとは熱量がアップすることです。体を動かしてしているとポカポカしてくる、暑くなってきて汗がでる。

これが代謝が上がっている状態です。そんな状態を思い出してみてください…息はハアハアと荒くなり、苦しくなりませんか?

でも、「代謝を上げる=たくさん動くハードな運動をする」ことではないんですよ。


先日、私のヨガクラスに来てくれるようになった女性からレッスン後に声をかけられました。
「先生、どうして息も上がらないし激しい運動はしてないのに、ヨガをすると体の中からポカポカしてくるんですか?こんな経験は初めてです。不思議ですね」と言われて、思わず「そうですよね~。こんなにゆっくり動いて身体が温まるなんて不思議ですよね。」って一緒になって答えてしましました(笑)

いやいや、不思議でもマジックでもなくてちゃんと理由はあるんですけどね!

それは、(大きな筋肉)を(じっくり)使っているからです

例えば、同じ熱量を生み出すのに小さい筋肉なら10回使うところ大きな筋肉なら3回で済みます。
そして大切なのがじっくり使うこと。ヨガは瞬発力や反動を一切使いません。
例えば、3回ゆっくりしゃがんで立ち上がるのと、最速で10回繰り返すのとどちらの方が「ああ、今、筋肉を使ってる~」って感じることが出来るでしょう。
前者ですよね。


この大きな筋肉を、動きを感じながらじっくり使うがヨガです。

さらに言えば、これに呼吸の働きが加わることで代謝より上がります。
どうですか?動いてみたいと思いませんか(笑)
気持ちの準備OK!


さあ、体の隅々まで酸素を送りながら効率よく筋肉を動かしてみましょう!

太陽礼拝のポーズ

全身を使って気持ちよく代謝アップしていいきましょう!

太陽礼拝(たいようれいはい)という名の連続して動いていくポーズです。

読んで字のごとく昇る太陽に感謝を込めるという意味ですが、日々穏やかに過ごせることに、身体を動かせることに、そんな環境にいる自分に、感謝を込めたポーズです。


1番から順に一周して1番に帰ってくる。

気分が乗ってきたら3~5周くらいしてもいいかも!

細かいポジションは気にせず、流れに乗るように動いてみましょう。

*呼吸は奇数番号の時に(吐いて)偶数番号で(吸い)ますが、

迷ったら細かいことは気にしない…。呼吸を止めることなく続ければ大丈夫。



ヨガインストラクター YOKO(ようこ)です!
「スローヨガ(のんびりゆったりヨガしましょ!)」を合言葉にデイサービスやお寺・スポーツクラブで主に高齢者に向けたレッスンを行っています。

全米ヨガアライアンス200・シニアヨガ/AEAJアロマテラピー2級/社会福祉主事任用資格/介護職員初任者研修終了/(財)メンタルケア協会認定メンタルケアスペシャリスト/市川市福祉課いきいき健康体操講


【Slowyoga連載】


★連載1 はじめましてyokoです。
https://unique-w.net/category-kea/448

★連載2 呼吸を感じてみましょう。
https://unique-w.net/category-kea/1946/ 

★連載3 安らぎを得るための呼吸
https://unique-w.net/category-kea/2397/

★連載4 自分らしさの見つけ方
https://unique-w.net/category-kea/2983/

★連載5 ヨガへの疑問あれこれに答えます
https://unique-w.net/category-kea/3

★連載6 自律神経にアプローチして体に変化を。https://unique-w.net/category-kea/3841/

★連載7 “諦める”ことは終わりじゃなく始まりです。https://unique-w.net/category-kea/4313/

★連載8 心と体のケアにつうじる“触れる”コミュニケーション
https://unique-w.net/category-kea/4364/

★連載9-1 季節の芽吹きとともに代謝をあげる

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生活 記事

介護保険制度を知っていますか?上手に活用するための基礎知識

介護はいつか、誰もがお世話になる可能性の高い制度です。今、自分が必要なくても親や家族、近しい人が関わることになるかもしれません。
とても身近な制度ですが、介護制度を実はよくわかっていない、という人も多いかと思います。知っておいて損はない!この機会に基本レベルの知識を身につけておいてはいかがでしょう。


介護保険の基礎知識まとめ

今回ご紹介する動画は、基礎知識のまとめというタイトルのとおり、「みんなで少しずつお金を出し合って、介護が必要な人を支える仕組み」という、介護保険の大前提から説明が始まります。要件を満たしていれば、誰もが必要な時に使える制度というのが分かると思います。


基礎知識として、要介護認定、要介護度、介護サービスとは何か、利用者の負担額はどのくらいかといった内容が分かります。

今話題のケアプラン有料化の話も出てきたり、言葉を聞いたことはあっても、中身をあまり知らないという方にはとても参考になると思います。

制度に関わる事柄を知るのは、利用者として主体的に介護保険を使うための勉強になると感じました。


全国平均の保険料が、20年間で倍の6,000円/月になっているとのこと!
40歳以上で介護保険料を払っている世代の方は、こういう事情を知っておくことで、介護保険が他人ごとではなく、自分に直接か関わっていることだという気づきが生まれるかもしれません。


本当に個人的な希望ですが、介護保険ができた社会的背景の説明があると、さらに制度の意義、必要性が理解できると感じました。

家庭内の問題だった介護を社会の問題としてとらえ、「介護の社会化」を目指して、2000年に介護保険制度はできました。その考え方は、少しずつ浸透してきているとは思いますが、まだまだ家族が担っている部分も多いと思います。

そういう現実を変えるためにも、この制度の目的が置いてきぼりにされないように、しっかりと伝わってほしいと思いました。


介護保険サービス
24種類まとめ!

「介護保険サービスは、こんなに種類が多いのか!」と、正直驚きました。

全てのサービス24種をざっくり知りたいという方にはおススメです。


私は主に、地域密着型サービスの看護小規模多機能型居宅介護事業所を利用しています。その他、介護用品のレンタルや訪問リハビリなども。利用しているサービスは分かりやすかったですが、利用したことのないものは初めて知る内容が多かったです。

今後の生活を考える上で、とても参考になりました。


居宅療養管理指導、短期入所療養介護など、難しい言葉が出てきます。
今、介護保険を利用していない方にとっても、知っておくと後々、役に立つことも多いように思います。

全国にどのくらいの事業所があるのかも示されているので、サービスごとの実施規模がわかりました。わずか数分で介護事業の全体がざっくりと理解できるのは、便利の一言です。


「介護が必要になったら、いろいろなサービスで支えてくれるんだな」と、心強くなる動画です。

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ケア 記事

【連載8】心と体を整えるヨガ 心と体のケアにつうじる“触れる”コミュニケーション。

「触れる」ことで、気持ちがつうじる。ヨガもマッサージも心身のケアにおすすめです。

こんにちは、ヨガインストラクターのYokoです。


昨年は歯が痛むことが多くて一年のうち5ヵ月も歯医者に通っていました。

週に一度の歯医者通いで鳴り響くあの金属音はかなりのストレスでしたが、それを上回る楽しみもあったんです。

それは…

先生が治療をはじめる前に、必ず手のひら全体で顎から頬をそーっと包み込むように触れながら、頭の位置を整えてくれるんです。

その気持ち良さったら…。

治療の痛みも、あの嫌な金属音も、これで我慢できるもん!て思ってしまいます。

“触れる“ってとってもあったかいコミュニケーションで、身体と心のケアにつながっていくものなんですよね。

まぁ、そうは言っても、痛いものは痛いんですけどね(笑)


“触れる”は相手を思いやる気持ちの表れ。

障害や病気がある当事者との共同研究を通じて、手で触れることで生まれる感触を通した関係について研究している伊藤亜紗氏は、ふれるとさわるの違い、“ふれる”こそ医療・介護で求められるものだと、著書「手の倫理」の中で述べています。

触れる=人間的な関わり・相互関係・互いの命をいつくしむ・親しみ・信頼感・安心感

触る=物的なかかわり・物の特徴や感覚を確かめる・一方的な関係そこに心のつながりが含まれない。


と定義したうえで、人が人に触れることの効果を説明しているんですが、触れるって、手指を通じて思いを届けることなんですよね。

まさに「手当て」です。

触れることがメンタルに及ぼす影響はたくさんあります。

リンパマッサージもその一つですね。

触れることでその人を癒すマッサージとヨガにはいくつもの共通点があります。

ホントに?どこが?

と言われそうですが、ヨガとマッサージ、実は双子の兄弟のようなものなんです。

大きな括りでいえばヨガもマッサージも人を癒す行為です。

そしてそこには心と身体の両方に作用する大きな力が働いています。

マッサージしてもらうと癒される…でしょ!

中でもリンパマッサージの効果効能については期待できます!

Uniqueで行っている、さゆみ先生の「リンパドレナージセミナー」で教えてくれているのは、まさに「手当て」ですね!

とてもわかりやすいメニューですから、皆さん、体験してみてくださいね。

★リンパドレナージ詳細
https://unique-w.net/category-event/4141/


ヨガとリンパマッサージの2つのメリット
①心に働きかけてケアします

ヨガもリンパマッサージにも二つの大きなメリットがあります。

①心を穏やかにすること。                            

②体の機能を上げること。


ヨガでは身体に触れることを「アジャスト」といいますが、

ヨガだって触れてもらうと気持ちがいいんです(笑)

残念なことに、この“アジャスト=ポーズを直される”と思っている人が多いなと感じます。でも私は、アジャストは決してポーズを直すとか正す行為ではないと思ってます。

「アジャストはギフト」です

私はいつもそう思いながらレッスンをしているんですね。

こうしたらもっと気持ちいいよ!
ここの筋肉を使うといいよ!と、様子を窺いながら力の加減をして触れていきます。

そうすると、筋肉も応えてくれるんです。

触れるという行為には信頼関係が欠かせません。

気持ちがいいときには筋肉も柔らかくゆるまり、委ねてくれているのが手ひらから伝わってきます。
違和感や緊張を覚えるときには、筋肉が硬くなってピクピクと反応しているのがわかります。

これも手を通じたコミュニケーションだと思うから、たくさん触れてあげたい!

一対一から数名であれば、私は時間の許す限り積極的にこのアジャストをしています。

介護に携わる方はぜひ、患者さんやご家族にアジャストをしてあげてください。

「あなたのことを大切に思っている」。

そんな心の声が伝わるステキなギフトを受け取ってもらいましょう。

②代謝アップ!体の機能を底上げします!

もう一つのメリットは、身体の中の血液とリンパ液を循環させて代謝を活発にして体の機能を上げることです。


ゆっくりと時間をかけて動き続けるヨガは、心拍数を保ちながら呼吸が苦しくなることなく筋肉や関節を動かします。
それによって血管やリンパ管周りの筋肉が動かされます。

その動きそのものが血管やリンパ管へのマッサージになるんですね。

とくに、リンパを流すには筋肉を動かすことが必要不可欠なんです。

血液は心臓がポンプになって血液を押し出すことで流れますが、リンパ液にはそのポンプはありません。

ではリンパ液はどうやって流れているのでしょうか????

リンパ液は筋肉の収縮によって流れます

筋肉の伸縮がポンプの役割をして、リンパ液を少しずつ動かしています。

だから、ほんの少しの時間でいいので筋肉を動かす事を習慣にして欲しいです。

ヨガもマッサージも血液やリンパの流れを良くして循環サイクルを整えてくれるツールとして、その時の気分に合わせてチョイスしてみてください。

自分を気持ちよくする方法っていろいろありますよね。これしかない…というのであれば、少しだけ視野を広げてみてはいかがでしょう。
気になったものがあれば、実際に体験してみてましょう。

心と体で感じてみる。これがとても大事だと思います。



半分の鳩の王のポーズ

自分の体重(自重)で、脚の内側を通っている静脈とリンパ管にアプローチするポーズです。


脚の付けのリンパ節や、骨盤回り、お尻の筋肉を動かし、血液・リンパ液の流れを促していきます。手や足のポジションは気にせず、自重をかけながら腰回りと股関節の伸びをじんわりと感じましょう。

① 四つ這いから始めます。左足を手と手の間に。右足を後ろに伸ばし、

② 立てている左ひざを外側に倒し、外腿を床に近づけていきます。

③息を吐きながら、ゆっくりと上半身を落としていきます。

気持ちいい!と思うところが今日のベストポジションです。


ヨガインストラクター yoko(ようこ)です!
「スローヨガ(のんびりゆったりヨガしましょ!)」を合言葉にデイサービスやお寺・スポーツクラブで主に高齢者に向けたレッスンを行っています。

全米ヨガアライアンス200・シニアヨガ/AEAJアロマテラピー2級/社会福祉主事任用資格/介護職員初任者研修終了/(財)メンタルケア協会認定メンタルケアスペシャリスト/市川市福祉課いきいき健康体操講



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★連載2 呼吸を感じてみましょう。
https://unique-w.net/category-kea/1946/ 

★連載3 安らぎを得るための呼吸
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★連載5 ヨガへの疑問あれこれに答えます
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★連載6 自律神経にアプローチして体に変化を。https://unique-w.net/category-kea/3841/

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