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ケア

【連載7】心と体を整えるヨガ・“諦める”ことは終わりじゃなく始まりです。

 

私にとって忘れられない友人との会話があります。

「諦めるっていうのは現実をしっかり見てありのままを受け入れることなんだよ」と言った私に、友人は「それは違うと思う。諦めたらそこで終ってしまう。だから諦めちゃいけない、前に進まないと生きている意味がない」と。

皆さんは、どうでしょう?
「諦める」とは…?

 

現実をしっかり見てありのままを受け入れる

ちょっと難しい話になりますが、お釈迦様の説いた方法論に四聖諦(ししょうたい)というのがあります。これは人がより良く生きるために辿る心の変遷を示したものです。

 


【四聖諦】


◎苦諦(現実は思うようにはいかないもの)

◎集諦(その原因は自己保身本能で現実に起きていることを受け止められないから)

◎滅諦(それを解決するには、自我中心の煩悩が冷めて現実を見る智慧が必要だと気付くことが必要)

◎道諦(智慧を回復・維持するためには人間的な正しい人生観と生き方が必要だと知る)

このように、苦しみや挫折から立ち直っていくプロセスを表しています。


ヨガをやり始めると同じような心の変化を辿ることがあります。

  • 身体が硬くてポーズが取れない、どうして私はできないんだろう?          
  • できない自分を認めず、(出来ないと恥ずかしいからやらない。あるいは、できないのは先生に問題があるから)と出来るか・出来ないかの二者択一に囚われてしまう。          
  • どうして出来ないのか?そもそもポーズができるこが目的だったっけ?気持ちよく心と体を使うことが目的だったんじゃないかと気付き、          
  • ポーズは綺麗にできなくてもいいんだと受け入れると、心が和かくなり穏やか自分を取り戻していきます。

こうやって見ていくと「ヨガをする」=「心の平穏を得る練習」をしていることに気づきませんか?

これが、最近注目を集めているマインドフルネスとしてのヨガの側面です。

 

“諦める”から始まる、より良く生きるための“再生”。

ところで「四聖諦」ですが、どの熟語にも「諦」の字が当てられていますね。

「諦める=諦(てい)」には明らかにするという意味があり、諦観とは物事の本質を明らかにしながらそのままの姿を見つめ続ける、つまり「現実を受け入れる」ことです。
負けを認めることでも途中で放り投げることでもありません。
現実をよく見て受けいれることから再生が始まります。

ヨガって宗教ですか?と聞かれると、
私は「哲学です」と答えます。
宗教と哲学は並走しながら発展してきた歴史がありますが、哲学は何かに帰依するのではなく自分を知り、よりよく生きるための学びだと思っているからです。


自分自身と“対話”しながら、気持ちイイを探す。

それでは、実際のヨガレッスンではどんなふうにすればばいいのでしょう。

難しいことはまったくないんです。

●意識を集中させる
考え事を止めて今やっていることに集中するために、吸って吐いての呼吸のリズムと今使っている筋肉に意識を集めます。

●自分に問いかけながら
ポーズをとるときにはいつも自分のできる範囲をまず考えます。できる範囲とは、そのポーズが辛くないか?
呼吸が苦しくなってないか? キツイけど我慢してないか?
絶えず自分自身に問いかけます。

 

対話をするのは自分とで隣の人ではありませんね。

自分の気持ちいいを追求しようとしたら人と比べている暇なんてありません(笑い)

そんな自分を作るために、できるところから体を動かしていきましょう!

体と心と相談しながらさて今日はどこまでやってみましょうか!

 

 


閂(かんぬき)のポーズ


1.膝立ちになります


2.左ひざを立て、股関節を90度外に開き足を真横に伸ばします


3.息を吸いながら右手を天井に回し上げて…(「4」へと進みます)


4.吐く息に合わせて上半身を伸ばした足のほうに倒していきます


膝が痛くて脚を伸ばせない? 大丈夫であれば「2」の状態で呼吸を続けましょう。

身体を倒すのが辛い? 大丈夫!

呼吸ができる苦しくない角度が今日のあなたのポジションです。膝立ちが辛ければ椅子に座っても大丈夫!

できる・できないではなく気持ちいいかどうかを基準にポーズをとってみましょう。



★ヨガの体験をしてみませんか?

私がyogaレッスンを行ってる「ダンススタジオ・フォレスト」体験キャンペーンのお知らせです。

12/1・8の2日間、体験レッスン200円です!

お近くの方、ヨガに興味のある方、この機会に体験してみてくださいね

 

DANCE STUDIO FOREST
https://danceforest.com/

千葉県市川市高谷2丁目15−1
TEL:047-711-4441

 


ヨガインストラクター yoko(ようこ)です!
「スローヨガ(のんびりゆったりヨガしましょ!)」を合言葉にデイサービスやお寺・スポーツクラブで主に高齢者に向けたレッスンを行っています。

全米ヨガアライアンス200・シニアヨガ/AEAJアロマテラピー2級/社会福祉主事任用資格/介護職員初任者研修終了/(財)メンタルケア協会認定メンタルケアスペシャリスト/市川市福祉課いきいき健康体操講

 


【Slowyoga連載】


★連載1 はじめましてyokoです。
https://unique-w.net/category-kea/448

★連載2 呼吸を感じてみましょう。
https://unique-w.net/category-kea/1946/ 

★連載3 安らぎを得るための呼吸
https://unique-w.net/category-kea/2397/

★連載4 自分らしさの見つけ方
https://unique-w.net/category-kea/2983/

★連載5 ヨガへの疑問あれこれに答えます
https://unique-w.net/category-kea/3

★連載6 自律神経にアプローチして体に変化を。https://unique-w.net/category-kea/3841/

カテゴリー
イベント

難病患者会icotto「たか&ゆうき」オンラインライブ参加募集中!

大切なことを思い出させてくれる、心があったかくなる時間を一緒に過ごしませんか?

ALS患者のたかさんと介護者のゆうきさんの音楽ユニット「たか&ゆうき」のicotto忘年会ライブのお知らせです。




たかさんはALS患者です。だんだんと体の動きに自由がきかなくなってきて、絶望感に押しつぶされそうになった時、介護者だったゆうきさんと一緒に歌うことを始めました。

たかさんはバンドを組んで音楽活動をしていたことがあり、今でも音楽が大好き。病気になっても、ずっと歌っていたい。それがたかさんの願いです。

ゆうきさんも音楽は自分の一部というほど、10代の頃からずっと音楽から離れることなく過ごしてきました。

なんと、イギリスに音楽修行?に行き、バックパック生活を送ったこともあるとか!

そんな音楽好きの二人は介護を受ける患者と介護者として出会い、音楽の話から少しづつ距離を縮めていったそうです。

「たかさんが、歌うことでいきいきしてるのがうれしい」

とゆうきさん。

「ゆうきの歌を聴いてくれる人が増えたらいいね」とたかさん。

たかさんもゆうきさんも、音楽をとても愛しているけれど、一人では奏でられない歌があります。
その歌は、大切な人と一緒に楽しんだり、思いをともにすることで生まれてくるのでしょう。
心がとってもあったかくなるオンラインライブ。
参加された皆さんと一緒に、心からあったまりましょう。

当日は、たかさん、ゆうきさんのトークもお楽しみに!

12月17日(土)は、icottoに登録していただいている方以外でも参加できます。



★「たか&ゆうき」の歌をYouTubeでチェック!


★CD販売しています!応援よろしくお願いします!
https://alllovesings.jimdofree.com/



icottoライブ・申し込み


■日時:12/17(土)19:00~20:30(終了予定)

■参加方法

icottocafe@gmail.comに以下を入力し送信してください。

件名「icotto交流会 申し込み」

①氏名(当日の呼び名) 

②お住まい

③患者or家族or支援者orその他

④アドレス(ZOOM招待送信用)

⑤大切にしている言葉を一つ教えてください

主催:難病患者会icotto

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生活

療養生活の助けになる「障害年金」。申請までの手順がスピードでわかる!

病気になったり、障がいを持つことになった場合、仕事を辞めざるおえないことも多くあります。
そうなると、無収入になってしまうことに。
いくら医療費の控除があっても、日々の生活にはお金がかかるものです。
そんなとき助けになる障害年金制度。

この制度も「りゅうちゃんねる」で配信されている動画でよくわかり、即理解することができます。

障害年金生活者支援給付金とは?金額・申請方法・対象者をわかりやすく解説

 

障害年金生活者支援給付金というのは、「年金に+αでもらえる制度で、かなり所得の高い人以外は申請すればもらえる。始まったのは2019年10月の消費税増税時」なのだそうです。

経済的に助かる制度があることを知ると、難病や障害があっても、社会の一員として生きている実感が湧いてきます。

障害年金にも、国民年金と厚生年金があるなど、「そもそも年金制度って何?」という説明から解説を進めてくれているので、これから申請を出す人、また申請できるのかわからないという人には、おすすめしたい内容です。

私が今回、「りゅうさんさすが!」と思ったのは、説明のベースに用いている厚生労働省の年金生活者支援給付金に関する特設ページの説明です。
行政関係の出す説明は、法律用語が飛び交い、正直わかりにくいものが多い。

でも、りゅうさんが合いの手やツッコミを入れながら、かみ砕いて説明してくれていてスッと頭に入ってきました。

行政や年金窓口で「りゅうちゃんねる」を紹介したら、きっと相談件数が減るだろうな…と本気で思います。

https://www.youtube.com/watch?v=5GCyD0Bnj6s

 


障害年金の基礎知識をわかりやすく解説

「障害年金は、国民年金と厚生年金の二階建ての制度となっている」という説明がありました。
「二階建て」と言われても、実際に自分や身近な人が障害年金をもらっていないと意味がわかりませんよね。

だから、説明されてもすぐに頭から抜けてしまいがちです。
でも、動画では、そこのところもしっかりと押さえられていて、簡略化した二階建て制度の図がくり返し出てくるんです。
追いつかない理解力をしっかりと助けてくれました。

そういうサポートもわかりやすくする秘訣なんですね。

さらに、手の障害と精神障害の方の体験談があったり、おすすめの書籍やYouTube動画などの紹介もあり、こちらも参考になると思います。

私も、障害年金を申請する時はYouTubeで勉強しました。その結果、年金事務所へは2回行くだけで済みました。

今の時代、りゅうさんのように動画で説明してくださる方がいるので、ひと月前から予約して年金事務所へ行って説明を聞いて・・・などの手順を省くためにも、事前の情報収集をおすすめします!

https://www.youtube.com/watch?v=zbImCvaf7fc&t=9s


障害年金の対象まとめ!うつ病・がん・糖尿病など受給対象は意外と多い!

 

さまざまな障害や病気が障害年金の対象であり、経済的に助かることが分かりました。思っていたよりも、対象の範囲がだいぶ広い!というのが第一印象です。


障害年金というと、身体障害、知的障害、精神障害の人がもらえるというイメージでした。この動画を観たことで、がんや糖尿病などの内科疾患でも対象になると知りました。さらに内科疾患の幅広さにも驚きです。

病気や障害で仕事ができない場合、障害年金がなければ、無収入となってしまいます(傷病手当金などはありますが)。
一度こちらの動画を観ておいて損はないと感じました。自分や家族、周りの人が障害をもつことは、誰にでも起こりえることなのだから、保険のような感じで知識をつけておいてはいかがでしょう。

私が年金申請を考え始めた時に、障害年金を判定する日本年金機構の「障害認定基準」を読みました。専門用語が多く、一人では読み進められないくらい難しかったです。

必要な人がスムーズに制度を利用することができるように。
「りゅうちゃんねる」をとおして、そんな思いを伝えていきたいと思います。

 

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=8DSYGm3jppM&t=11s


Writing ASAKO

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イベント

心のケアにつうじるマッサージを。訪問マッサージ・らぽーる

Uniqueセルフメディケーションイベントの最後に呼吸ケア方法を伝えてくれた、訪問マッサージ らぽーる代表の新飯田(ニイダ)さん。
サチュレーションの数字に表れるほど効果的な呼吸リハに注目された方も多くいました。

イベント当日の振り返りをしながら、らぽーるが「他とはちょっと違う!」「なんでらぽーる?」をお伝えしていきます。

EVENT REPORT

■訪問医療マッサージ「らぽーる」は…

医師判断のもと、患者さんのご自宅や入居されている施設に訪問し、マッサージによるカラダのケアを行っています。

代表のニイダさんは、マッサージ師として30年の経験を持つ、大ベテラン。患者さんのカラダの状態を整えるだけでなく、心のケアにもつうじていくことにこだわりをもって、多種多様のサービスを提供しています。

今、そんなニイダさんの熱い思いが広がっています!

らぽーるは東京を拠点に、関東近郊、そして地方へと訪問エリアが増加中!
あたたかいところに、人は集まり、心を寄せるものなのですね。


■なぜ、今「らぽーる」が注目なの?

なぜかというと、それはやっぱり、患者さんに選ばれているからなんでしょう。
なんで選ばれるの?かというと、患者に寄り添うサービスがとっても気持ちイイからなのではないでしょうか。

例えば、施設に入居されている患者さんが「故郷の景色がもう一度見たい」。そんなつぶやきを聞くと…

なんとVRを持ち込んで、患者さんに故郷帰りのバーチャル体験を実行。

初体験をした患者さんは、びっくりしたり、喜んだり、うれしくて涙ぐんでいたそうです。

■サイボーグHAL®もできるってホント?

HAL®のリハビリ治療を医療で受けられる機会は、そう多くはありません。

ニイダさんは早くからはHAL®の効果に着目。腰に装着するタイプと関節用の2種のHAL®を導入し、患者さんから要望があれば、HAL®を装着したリハビリも行っています。

自宅でHAL®ができる!しかも、スタッフがしっかりとケアサポートして受けられるなんて!

…やるなぁ、らぽーる。


■マッサージでカラダの動きは回復するの?

患者さんが自分で実感する効果もありますが、きちんとした数字で改善していることがわかるケースもあります。

ニイダさんに伺うと、「らぽーるでは、角度計を用いて膝や股関節など関節の動きを測定しカルテに記載していくことによって、経時的にマッサージやリハビリの効果を「感覚」ではなく「数字」で理解できるようにしています。

3ヶ月に一度、関節健康診断を行っているんですが、「数字」や「写真」でその結果を見てもらっています。身体の変化を自分で知る、家族も知る、それはとても大切なことだと思います」


★呼吸リハビリ伝えるイベント映像はこちら


★らぽーるHP

訪問リハビリマッサージのらぽ~る (rappor.net)

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イベント

看護師・薬剤師・管理栄養士のセルフケアユニット・メゾンドメグリ養生漢方コンシェルジュ

10/16のUniqueセルフメディケーションイベントで東洋医学をベースにしたセルフケアについてスピーチされた「メゾンドメグリ養生漢方コンシェルジュ」※以下:メゾメグ

どんな活動しているの?

仕事の現場で役に立つ?

漢方って、本当にいいのかな?

参加の皆さんからよせられた「?」をもとに、メゾメグの活動もご紹介します!

EVENT REPORT

■メンバーはどんな人?

看護師・薬剤師・管理栄養士、そしてソムリエの資格をもち、職業経験の豊かな3人女性のユニット。グループの名のとおり、生活の中にカラダと心をケアする“養生”の提案を行うメゾメグのメンバー紹介です。

●食養生の楽しみ方を発信する、まぐさん

てきぱき、しゃきしゃきと手際がよくてとっても器用。メゾメグのホームページやビジュアルはまぐさん作。メゾメグの広報担当。

●メゾメグのブレイン、アツコさん

西洋医学と東洋医学に精通し、両医学のいいとこどりの提案ができるのはあつこさんならでは。漢方茶ブレンダーの資格も取得、オリジナル漢方茶づくりとその販売も担当。

●心の養生を伝える、なみさん

精神科の看護師経験が豊かなみさんは、心のケアに目をむけることの大切さを伝え、環境の変化に負けないカラダづくりを提案。メゾメグの癒し系にコンシェルジュ。



■どんなこと、発信してますか?

メゾメグは、セルフケア=養生について、日々の生活に取り入れていく知識や方法を伝えています。


西洋医学においては病名のつかないカラダの不調。そのままにしていることで、生きづらさにつながってしまうこともあります。

さまざまな不調を軽くするにはどうしたらいいのか…。

誰もが経験する“困った“をなくすためのケアについて発信し、辛さや不便を感じながら生活を送る人が改善へのきっかけになるよう、様々な提案をおこなっています。

ごきげんな明日のワタシへ』
「ごきげん」。いい言葉ですね。
毎日、ごきげんでいられるって意外と難しい。
それができたら、とっても幸せなことなんですよね。
まずはそのことに気付きましょう。

それが大切なのだと、教えてくれます。



■メゾメグが発信するサイトは気づきの宝庫!

メゾメグのサイトには、セルフケアの情報がいっぱいです!
“養生”ってどうやるの?
どんなことしたらいいの?
そもそも養生って?

そんな素朴な疑問の答えが見つかるだけでなく、今まで気づかなかった自分自身のカラダについて新たな発見ができたり、新しい知識がついたり、得した気分になれる情報満載サイトです。

★オフィシャルサイト

https://maison-de-megri.com/


★Twitter

https://twitter.com/maison_de_megri/


★instagram

https://www.instagram.com/maison_de_megri/


■ワタシスキャンで自分を知ろう!

養生に興味や関心をもったなら、まずはメゾメグ開発の「ワタシスキャン」で自分の体調を知ることから始めましょう!

シートのダウンロードはこちらから

https://maison-de-megri.com/wp-content/uploads/2022/01/7295c8b7e578123528a49ab1fbf286c6.pdf



セミナーについて

11/20Unique限定のオンラインセミナー開催予定です。
参加者募集中!
詳細・申し込みはこちらから!
https://unique-w.net/category-event/4057/


Q&A

Q.「養生漢方コンシェルジュ」という活動は薬局、病院などでどんなふうに活かすことができるのでしょう?
また、どのように、活かしたいたいと考えていますか?



A.薬剤師としては…

病院なのか薬局なのか、また外来なのか病棟なのかなどにより薬剤師の仕事と立場は違うため一概には言えませんが、西洋医学的な知識や指導以外にも選択肢があることをお伝えしていけるのではないかと考えます。
例えば、服薬指導の際などに、養生(生活や食事、暮らし)のお話をすることで、小さな習慣が日々の健康管理につながっていることを知ったり、自身の体調に目を向ける方が増え、セルフメディケーションが当たり前になる人が増えればと考えています。

A.看護師としては…

例えば精神科の場合は体の不調と心の不調がつながっていることも考えらえるので、養生が必要な方は多いと考えています。



A.管理栄養士としては…

栄養指導と薬膳は土俵がちがうようで重なる部分も多くあり、食べているものの温度(冷たいものばかり食べていないか)や噛む回数といったこれまで栄養指導では見落としがちだった点に目を向けることができると思います。


Q.体調不良があり、漢方薬に関心があります。漢方専門薬局では、どんなふうに対応してもらえ、お薬(生薬)をもらえるのでしょうか?

A.どこに不調があるかだけでなく、生活習慣や食事などについて細かくお話を伺います。(問診) 

そこから不調が何からきているかを漢方的視点から読み解くことで、体質に合わせた漢方薬(煎じ薬やエキス剤)を処方されます。
メゾンドメグリのワタシスキャンなどで日々の振り返りをしておくと、漢方相談でスムーズに自身のことがお話しできると思いますので、お試しください。
(雨の日の調子や味の好みなど、案外関係なさそうなことが体質の診断に役立つことがあります)


Q.西洋医学にはない東洋医学のいいところは?

A.西洋と東洋医学のそれぞれのいいところを知って、賢く利用したいものですね。

西洋医学は病気になってから治療が始まります。診断がつかなければ対処法はなく、お薬もありません。
例えば、冷え性で悩む人はすごく多いのに、それを治す薬はないんです。

でも、東洋医学には、冷え性を改善する古くから伝わる知恵があるので、それを取り入れていけばよくなる可能性がでてきます。

東洋医学は、病気になる手前の状態で自分にできるケアを行う養生という考えが特徴的で、これはいろいろな面でコスパがよく、メゾメグが発信するうえで、とても大切にしているテーマなんです。


Q.更年期による対処法は?

A.更年期世代は、カラダが緩やかなスピードで下がり気味になっているところに、親の介護や仕事での責任が増すなど、やることや心配事が増えてしまう年代です。それが更年期の症状を重くする原因になっていることもあります。

なんでもがんばってやることにカラダがついていかなくなっているのだから、“やめる“ことも大切です。

自分がしんどくならないように手放していくことも必要なのだと思います。

そして、睡眠がとても大事。睡眠をどうやってとるようにしたらいいのかを考えて、よく眠ることができるような生活にしていくと、体調は変わってきます。

そうやって、カラダの変化に折り合いをつけながら生活を整えていく。それもセルフケアには大切なことですね。

https://maison-de-megri.com/blog/20220628/
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イベント

ALS音楽ユニット「たか&ゆうき」から。あなたの伝え残したい言葉を募集! 

ALS患者であるたかさんと、介護者のゆうきさんの音楽ユニット「たか&ゆうき」新企画スタートのお知らせです。

お二人の歌はじわじわっと心があったかくなるすべてオリジナルソング。自分の想いや体験を大切に歌にしているそうです。

そんな「たか&ゆうき」のお二人が、
病気を抱えながら生きる人の思いを伝える歌を、皆さんと一緒に作り上げていこう!という「みんなでつくる歌プロジェクト!」をスタートさせます!

皆さん、ご参加、ご協力、お願いします!

 

それは、どんな企画?言葉を募集するって?

 

このプロジェクトは、たかさんが参加した「とりすま座談会」で、ALS患者会を主催するすーさん(鈴木諭さん)の発案から始まり動き出したそうです。たかさん、ゆうきさん、すーさんにステキな企画について伺いました。

すーさん「座談会にたかさんが参加してくれて二人の活動を知ったんだけど、支えあいながら、楽しみながら好きなことを続けていて、すごくいい関係だよね。
二人の歌を聴いていると、病気だからとか、治療法がないからって、なんでもあきらめがちになるけれどそれじゃダメだ。今日の1日を無駄にしないで楽しまなくちゃって思えてくる。

だから、もっとたくさんの人に聴いてもらいたいし、みんな(患者)の思いを歌で伝えてほしいと思ったのがきっかけかな」

 


たかさん「僕は昨年、コンサートをやることができて、たくさんの人に応援してもらって、感謝の気持ちと達成感でいっぱいになってたんです。
歌で人の役に立てることができる、それはすごく幸せなことだなって思って。
そんなときに、すーさんから突然、『難病のテーマソング作ってよ!』って言われて、次の目標が急にできた!」


ゆうきさん「僕も昨年のコンサートからやり切った感がすごくあって、そこからどうやって次にいこうかな、と思っていたらいつの間にかこういう展開になってきた(笑)

歌がとにかく好きで、歌い続けているんだけれど、こうやって自分の歌で癒されるとか、あたたかい気持ちになると言ってもらえると、自分も救われる気がしてます」

 


スーさん「病気を抱えて生きる人達の気持ちを代弁してほしいという思いもあるんだけれど、でも決して苦しい気持ちを発散させるって感じじゃなくて、大切な人に対してのメッセージを伝えるような歌ができたらいいね!」


ゆうきさん「そのイメージはすごくいいよね!
病気を持ちながら生きる人のいろんな心の声、思いを伝える歌。
辛いことばかりでなく、自分を支えてくれる大切な人への思い、守りたい人への思い、残したい言葉…、たくさんの人の思いから生まれる歌になるでしょ。すごくあったかい歌ができそうだと思う」


たかさん「つくり込んだ言葉じゃなくて、みんなが心にしまっている本当に大切な思いを歌にしたいという気持ちが強くなって、そういう思い(言葉)を募集しようという話になったんだよね」


ゆうきさん「そうそう、いろんな思いを教えてほしい。みんなでつくる歌、だからね」


スーさん「たくさんの人が参加して一緒に歌う。そんなイメージにより近くなるように、言葉を録音して提供してもらうアイデアでまとまったね」


ゆうきさん「歌の中に自分の声で思いを伝えるシーンがあるとより一体感ができるし、自分の声を残すこともできる!

間奏の時に、録音した自分の一言メッセージが次々と奏でるように聞こえてくるようにしたらどうかな」


たかさん「参加してくれた人の言葉が歌の一部になってずっと残っていく。家族や支えてくれる人にも喜んでもらえそうだね」


スーさん「テーマは『限られた時の中で』。このテーマを二人から聞いたときはグッときた。…毎日を大切に生きたいと思う気持ちがそのままテーマになったから。
時の流れはどんな人間にも平等で限りがあるから、健康で病気に縁がないという人にも関心を持ってもらいたいと思う。

それでは、より多くの人に協力をお願いしましょう!」

 

©fukushi-bukkyo for believe

★「たか&ゆうき」インタビュー記事-「福祉仏教」掲載

https://fukushibukkyo.com/interviews/1313.html

★ぱくぱくチャンネル YouTube 

https://www.youtube.com/@user-zn6vn3mi7u

 

 

 

テーマ・限りある時の中で
あなたが「未来に託したい思い、残したい言葉」を募集!

「たか&ゆうき」みんなでつくる歌プロジェクト!募集内容

あなたの大切にする言葉・伝えたい思い・支えにしている言葉等々、声に出して残したい一言を録音してのご提供ください。


■参加対象者

①病気を持つ方

②障がいのある方

③上記を支えるご家族


■締め切り

2月20日までメールで送信してください。


■応募データ・録音方法(例

声の録音データ「M4A」のデータをメールに添付して送ってください。

・スマホで録音⇒「ボイスメモ」で録音

※iOSの標準アプリです。アプリをインストールする必要がなく、iCloudに自動でバックアップできるなど、使い勝手の良さが特長です。

・アンドロイド⇒「Google playストア」で「ボイスレコーダー」をインストールして録音

・ビデオ録画での録音も可

・発話が難しい方は、合成音声機器を使用した声の録音も可


■応募方法

以下をご確認の上、必要事項を入力し、データを添付して送信ください。

タイトル:「たか&ゆうき」みんなでつくる歌プロジェクト!伝えたい言葉応募

①録音者氏名

②患者(病名)orご家族

③連絡先電話番号(電話に出られる方の番号)

④録音した言葉 (15ワード以内※「ありがとう」→5ワード

⑤録音した言葉を選んだ理由は?

※データは返却できませんので、ご自身でコピーを保存してください。

※録音した声が聞えない、データの損傷などで再生できない場合は採用できないことがあります。ご了承ください。

※ご自身の録音した声が歌の中挿入された場合においても、著作権は「たか&ゆうき」が所有することとなります。

 

★採用について

応募多数の場合は、歌のテーマを印象付ける言葉を優先に選択させていただくことになります。


★応募先 ①or②のどちらも受け付けます

①たか&ゆうきHP内問い合わせフォームから応募ください。

https://alllovesings.jimdofree.com/mail/

 

②Uniqueのにメールで応募ください。

info@unique-w.net

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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イベント

10/16(日)EVENT REPORT・若年性パーキンソン病 岩井里美さんスピーチ

患者さんと支援者をむすぶためのイベント「Unique fain」に「セルフメディケーション」をテーマに加えて行ったイベント報告です。

皆さんにセルフケアの大切さを伝え、自分自身のケアはもちろんですが、それだけでなく、大切な人、そばにいるサポートが必要な人に支えあいのケアが広がっていくように。

そんな思いを込めて開催したイベントです。

 

1部:患者スピーチ
若年性パ-キンソン病患者 岩井里美さん(なっちゃん)

 

profile

看護師として働いいていた約9年前の30代前半に発病し、「若年性パーキンソン病」と診断。以来、パーキンソン病の特徴ともいえるオンとオフの症状が毎日ある中、3人のお子さんの子育てにも奮闘中。

病気への理解を広げていくためにYouTubeでの動画配信や、患者交流会「おるで会」を行うなど積極的に活動。

障がい者・難病者の就労サポートを行う「LIM」を立ち上げ、病気になっても安定した生活を維持できる社会づくりを目指す。


program

 1.病気の発症当時から診断 

2.病気の症状・知ってもらいたいこと

「オンとオフの病状があること、どんな状態かを知ってもらいたい!」

※YouTube配信した動画参考

3.障がい者・難病者になって知った(経験した)出来事。      

4.現在の活動

●障がい者・難病者の就労支援「Lim」

●YouTube配信「なっちゃんLife」

●患者交流会「おるで会」    

 

Q&A

参加者からの質問に答えます。

Q.病気になって社会に対して思うことは?

病気の特徴のオンとオフの状態を知らない人がほとんどです。オフの時、怠けているんじゃないか、気分でそうしているなどと疑われることも多くあります。3人目の子供を授かったときは、病気の私に育てられるのか、といった病気だからダメという偏見がとても多くて、それに傷つきました。そういう経験が、今のわたしの活動のきっかけになっています。

もっと、病気のことを広く知ってもらいたいと思いYouTubeなどをとおして活動をしています。そこから理解が生まれていってほしいと願っています。


Q.情報を得る際に苦労していること、又はこんな情報があったら良いのに、と思われることはありますか?

リアルな情報が少ないと感じました。もっと経験者の話や生活について知りたいと思ったけれど、情報が散乱していて探さないと見つからない。そういうこともあり、自分で情報発信しようと思いました。


Q.ジスキネジア(不随運動)との向き合い方,生活する上で困っていることは?  

困っていることは料理ができない。包丁を持ったままあちこちに手が動いてしまいます。

オフになると何もできない、考えたり、しゃべることもできなくなるので、私自身はジスキネジアがあってもオンでいられる時間を大切にしています。


Q.周りに助けてもらっていることはありますか?     

子どもが小さいときは、訪問看護師さんや両親に助けてもらいながら生活をしていました。

今は、どうにかサポートなくやれています。ダメなときは、もうあきらめて、オンになったらやろう!そんな感じです。完璧にはできないけれど、自分でやることもリハビリだと思えるので、マイペースでがんばってます。


Q.オフの時に周囲の人は、どのように支援したら本人は楽ちんですか?

まず、理解していただける方が増えると助かります。

LINEもうまく返せなくなるので、そういうときは、スタンプのみ。近しい人にはそれで私の状態がオフなこと理解してもらっています。


Q.オフの時はどうやって時間を過ごしていますか?

動けなくなるし、話すことも難しいので、ひたすら横になっていることが多いです。

座れる時はYouTubeを見ています。あと心が折れそうな時は同病の友人に「しんどい」と一言メッセージ打っています。
打つのがしんどいのはわかっているので、その一言だけでも状況がわかるし、既読スルーでも大丈夫だし、漢字の変換ができてなくても、誤字があってもオールオッケーなので気が楽です。


Q.診断されたときの気持ちは?     

いろいろな病院を転々として病名がつかず、周囲からは精神病では…と疑われているような感じだったので、診断がついたときは正直、少しほっとしました。

ただ、病気を受け入れたかというとそうではなく、ずっと信じられない、信じたくない、そんな気持ちで過ごしていました。


Q.生活する上で、お困りのこと、今一番解決したいことは?

オンとオフの予想がつかず、予定が組みにくいので困ることが多くあります。

他には、やはり、この病気、病状を知っている人が本当に少なくて、誤解や偏見が多く、辛くなる時がありますね。


Q.診断されて、受け入れるまでのハードルがあったと推察いたしますが、どのように乗り越えられたのでしょうか?

子どもが小さくて子育て中だったので、悩んだり、落ち込んだままでいられる状態ではなかった。それがよかったかなかあと思ってます。


Q.心のよりどころになったもの、人、考え方などお聞きしたいです。

子どもの存在が大きいです。今すぐには理解できないとは思うけれど、それでも私の考えや意思を伝えています。 少しずつですが、わかってもらいたい。そのために、きちんと話すことは大切だと思っています。


Q.絶望的にならないために心がけていることは?
             

楽しいことを考えながら希望をなくさないようにしています。やりたいことがたくさんあるので、そういうことを考えていると、落ち込んでいられない!と思えます。


Qどんなことを目標に活動されているのですか?

障がいや病気になっても、家族を養えるぐらいの収入を得ることができる。そのための就労支援を行っていくために活動しています。

病気になったことで、いろいろなことをあきらめなくてはいけないけれど、収入があれば安定した生活が維持できます。本人次第ではあるけれど、そういうことが可能な道を切り開いいていきたいです。


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